第207話 脱初心者を目指して

平日のタムタムで友人と一緒にミニ四駆を走らせてきました。

まだノーマル状態にファーストトライパーツセットを組んだだけの状態な

友人の愛車を実走&カスタムするのが目的です。

 

ところがです。

友人が買っていたHD2019モーターを組み込んでも遅くて、

メガバンクを登り切るのがやっとな状態。

特に駆動音からは異音もせず。

ノーマルタイヤだからグリップ不足も考えにくいし、

いったい何が原因なのだろう?と悩んで電池を自分のネオチャンプに変えてみると・・

ちゃんと登りました。そして立体セクションでちゃんとコースアウトしました。

 

やっぱりネオチャンプとダイソーのアルカリ乾電池では全然違うんですね(-_-;)

 

とはいえ遅い。なんで速度が出ないんだろう?

自分が初めてMAやARシャーシを組んだ時はビックリするほど速くて

すぐにコースアウトしてしまうくらいだったのに。

僕がミニ四駆を始めた頃に、みんなも巻き込もうと思って

1個ずつバラ撒いたマシンを組んだ友人全員がなぜか速度の出ない症状が出てる。

最近ARシャーシを触ってないので、一度僕も同じ仕様のマシンを組んでみて

速度に違いが出るのか試してみようかな。

 

そしてその症状の原因を特定できずにいるという僕自身も

まだ初心者の域を脱していないのかもしれない。

 

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それでもFRPステーを切って削って磨いてザグってフロント&リアの

アンダーステーを取り付けたり、マスダンパーの位置を低く移動したりする

作業を終えた友人の顔はとても満足そうで嬉しそうだった。

第206話 片手でオープン!

YouTubeでチャンネル登録してるアルディさんが昨日の動画で

ピットボックスとして使えるツールボックスを紹介してたので

辛抱堪らずカインズホームへ行って買ってきました。

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動画の中で ザクっぽい と表現してましたが、これはまさしく・・ですね(^_^;)

思わず正面真ん中の四角い部分をガンメタで塗ってやろうかと思うほど。

最初は青を選ぼうかと思ってましたが、実物は結構青緑っぽくて悩みました。

どれも魅力的な色で、どれを選んでも後悔はしなさそうだったのですが、

色の物色を進めると共に、気になったことがありました。

それは品質のバラつき。

 

売り場2箇所に陳列されてたこの商品を全てチェックしましたが、

9割くらいの確率で、パネルの角に傷があったり、窪みに汚れが付着してたり、

その汚れも爪でこすった程度では剥がれないもの。

さらに多く見られたのが、取っ手に巻かれてるグリップの横から

接着剤と思われるものがハミ出てこびりついちゃってるんですよ。

酷いものは、グリップのラバーが裂けてるものまでありました。

 

タフに使って汚れることが前提のツールボックスなので

そこまで細かくチェックする人もあんまりいないかもしれませんが、

同じお金を出すのならばやはり気になるもの。

結局そんな品質状態で自分基準のQCをパスできたのが黒と緑のみ。

黒はさすがに無骨なので、量産型ザクっぽい緑を買いました。

うん なかなか良い色だ。

 

前置きが長くなってしまいましたが、実際手にしてみると

外見での印象よりもかなり軽いです。大きくて頑丈そうなのに結構意外。

商品名にもなっている片手で開けられるフタはなかなか便利で

シンプルな構造なこともあって操作性は抜群。

商品タグには腰掛けるなと書いてありますが、腰掛けたくらいじゃ

びくともしなさそうな頑丈さを感じます。

それでも最近は待ち時間や移動の合間に腰掛けられるキャリーケースで

ミニ四駆レーサー御用達のzucaがめっちゃ欲しいんですよね~。

買えない金額ではないけど、使用頻度を考えたら二の足を踏んでしまいます。

あと未使用時の置き場所問題(;´Д`)

 

話が逸れましたので本題に戻します。

フタを開けたら取っ手のついたトレー状の工具入れが入ってます。

これが防錆効果のある材質なんだとか。

ミニ四駆で使う工具でサビそうなものってあんまりないですけど、なんか安心。

そのトレーを外すと、そこそこスクエアな荷室。

強度確保のためか、各面にリブとかが入ってますけど、ミニ四駆のグッズは

小さいものもあるので、隙間収納をうまく行えば無駄は出ないはず。

 

個人的なハナシですが、我が家にあるジャパンカップ2015モデルの

ポータブルピットの収納機能付きなフタが上下段共に転倒・落下した時

ストッパーを破損していて、何度か瞬着で修理を試みましたが

結局元の強度には戻らず、脱落を再発するので困ってたんですよ。

捨てるにしても通常モデルのグレーではなく真っ赤な限定モノだし勿体なくて、

マステで留めて単なる保管庫になってました。

それがアルディさんの動画内で、このツールボックスならば底面に

ポータブルピットの収納蓋が2枚並べて敷けるっていうじゃないですか!

それに加えて”例の箱”である フタとまケース も入るサイズ!

 

あとね、天面のフタを開けきると、背面で45°くらいの角度で着地するんですよ。

これが9.7インチのiPad用スタンドとしてジャストなサイズ感!

欲を言えば、フタとまケースのようにこっち向いて止まってくれたら

言うことありませんでしたけど、そうなるとたぶん重みでバランス悪化するし。

 

と、かなり魅力的でお安いアイテムの登場に心躍りますね。

ピットボックスという限られた小宇宙の中に詰め込む

無限大の可能性を秘めたミニ四駆というマシンとパーツやツール群。

もうワクワクしないわけがない!

 

スタッキングもできるし安価なので、品質的に納得のできる個体を見つけたら

いずれ全色フルコンプさせてみたいです。

あ、でも同一カラーで統一させるのも良いな(人´∀`).☆.。.:*・゚(妄想は続く)

第205話 ジャパンカップ2019岡山大会

ぶっちぎりの1位を独走していたのに、2周目に入った途端キッカーフラップで

コースアウトの大阪大会1。

5レーンスタートでファントムライジングチェンジャーもクリアして、

3周目には追っていた1位がコースアウトして自分だけが残ってて完走すれば勝利!

・・と思った直後、デジタルゾーンIIのフェンスに挟まってリタイアの大阪大会2

と続いて今年最後のジャパンカップとなる岡山大会。

一次予選突破は目標であるけれど、せめて完走はしたい!

公式でこのコースを走れるのは今日が最後なのだから。

 

その一次予選。

2レーンスタートで全車一斉にスタート!

1周目は3番手で富士通ポップに進入したけど、その後コースアウトが何台かいて、

レーンを変わった他のマシンが僕の前を塞ぎながら走行してるカタチに。

今回はマーシャルの人たちが不慣れだったのか、動きもぎこちなくて

なかなか妨害してるマシンを除去してくれない。

その妨害してるマシンを取ろうとして、逆に追いかけてた僕のマシンを

手で押さえて止めてしまう始末。

見かねたシグナル係が「取って!前走ってるやつ!!」って声をかけるけど、

場所はすでに5レーンの富士通ポップ。

「ここでさっきみたいに止められて、ゼロ加速からあのチェンジャー登れるのか!?」

という考えがよぎり、レース後の「意義あり!!」の心構えをしてたんですが、

前を走る妨害車も僕の車にも触れることすらできなかったようで、

2台連なってファントムライジングチェンジャーをクリア!(@_@;)

その後、キッカーフラップ前でガッチリ2台とも止められて僕のマシンだけが再開。

そしてウイニングランとも言えるラスト1周をクリアしてチェッカーフラッグ!!

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曲がって外れかけてた左リアのマスダンパーが走行中の激しさを物語っており、

かなり大波乱でヒヤヒヤしたレースとなりましたが、無事一次予選突破となりました。

無職期間という不安な時期に作り上げたマシンで、そこから自分の仕事と同じく

暗中模索して共に走り抜けてきた1台なだけに、この勝利には非常に感慨深いものがあります。

マシンは本当に自分の分身だと思います。

 

そうこうしているうちに、だいちゃん親子も到着。

先にピットを近くに設営してたりょうちんさんや、文左衛門親子も交えて

みんなでミニ四駆談義で盛り上がります。

こんなふうに普段一堂に会せない仲間たちが集まれるのも大会の魅力ですよね。

 

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左は文左衛門ジュニアのマシン。

大阪大会1の時、ジュニアクラス初出場で準決勝まで行った子です。

毎回すごい速度でマシンが進化してたのですが、今回はついにMSリバースフレキ!

今後がますます楽しみですね。

ちなみに今回は文左衛門さん自身もトライアルクラスで参戦されてました。

 

真ん中のゼロ戦ぽいタルガトップがりょうちんさんの大会用マシン。

普段はVSやFM-Aのカっ飛びマシンを使っておられるのですが、

大会は肩の力を抜いて楽しまれるスタイルのようで、

そのような姿勢は僕も結構好きです。

 

そして今回は、我が家の次男がジャパンカップで最後の

ファミリークラス出走となります。

ところがスプリング岡山大会、ジャパンカップ大阪大会1で1位を獲って

燃え尽きたのか興味が薄れてしまったのか、ピットでもずっとゲームやトレカ。

前回の大阪大会2でファントムライジングチェンジャーが登れなかったので

モーターをHDP2019にしてたのですが、すごい速度でデジタルゾーンIIは

クリアできたものの、その後に続く富士通ポップで大空へテイクオフ!

午後からの2戦目ではTTP2に換装したもののかなり遅く、

コースアウトした他のマシンと正面衝突してマーシャルが回収していると

ガチのお父さんが作ったライバルマシンが後ろからつついてくる状態で完走速度負け。

来年からジュニアクラスで出るつもりはあるんだろうか・・?(;´д`)トホホ…

 

長男のジュニアクラスは、速度も出てたし安定もしてたけど

ファントムライジングチェンジャーが登れずリタイア。

速度を出さなければファントムライジングチェンジャーが登れないし、

速度を出せば他セクションでコースアウトのリスクが高まる。

そんな難題に長男が選んだのはマスダンパーの軽量化。

ちゃんと自分で考えてるな・・

と思ったけど、周回を重ねてデジタルゾーンIIでコースアウト。

 

で、運命の二次予選です。

車検場へ向かうつづら折りの列にはハイパーダッシュ基地のクウ・リキさんや

YouTuberのタケヲさんをはじめ、5分の1という門をくぐりぬけて来た

猛者たちの面々が流れて行きます。

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そこで思うのですよ。

ポリカボディに対して重いデクロスのプラボディで勝ったら・・

カーボンを前後ステーの2枚しか使ってないマシンで勝てたら・・

ペラタイヤでもない普通のハードタイヤで勝ったら・・

バンプしてノーマルの車高になるような低くないマシンで勝ったら・・

 

ポリカボディやカーボン、ペラタイヤ、低車高はもちろん意味あってのことです。

それらが勝利へ向かって優位に働くことは当然わかっています。

だけど敢えて自分が気の向くままにビルドしたこのマシンで勝ちたいのです。

僕は誰かのコピーではなく、自分らしさを出して走りたいのです。

自分の分身とも言えるマシンに自分のありたい姿を投影させました。

 

そんな思いを込めた二次予選でしたが、安定して3位のポジションをキープしてたけど

3周目のキッカーフラップで真横になったまま進み、

その後のコーナーでコースアウトして自分の足元に戻ってきました(TдT)

 

今までの一次予選突破は、ニューイヤーとかスプリングなどの大会で、

VS2回、MA1回だったので、ジャパンカップとMSフレキでは初となり、

特にジャパンカップで成果を出せたのは大きな喜びへと繋がりました。

 

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10月だというのに、まだまだ強い日差しの残る初秋ですが、

今年のジャパンカップは僕にとって穏やかに熱い夏となりました。

少し休憩したらまた次のステージへ向けて歩きだしたいと思います。

 

今回も一緒に遊んでくれた皆さん、大会を運営してくれたタミヤさん

本当にありがとうございました!!

 

Keep on Running!!

第191話 BBB姫路岡田店

そのツイートが流れた時は目を疑いました。

閉店だなんて・・・。

 

もともと マスターがいるうちにできるだけBBBへは通おう

と決めていたので、今日の休みも行くつもりではあったのですが。

 

まずはBBBのお向かいにあるセブンイレブンで食料調達です。

そしたら 閉店セール て・・・

しかも リニューアルのため閉店します と。

な~んだ♪閉店ってお向かいのコンビニだったのかヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。

 

・・・と思いたかったです。

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現実はあまりにも残酷でした(TдT)

 

受付にいたハッチさんも非常に申し訳なさそうな表情で

こっちが苦しくなってしまうほど。

誰だ!?ハッチさんの笑顔を曇らせるのは!!ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!

 

マスターも閉店に関しては本当に知らなかったらしくて、

もし知ってたら閉店まで退職せずに残っていたと言ってました。

・・いったいどれだけの人がそれを望んだことか。

 

ピットに座ってふとブックマーケットからこの2年間の思い出を

振り返ると本当に泣けてくる(T_T)

 

それでも気を取り直してまずはお買い物。

あれだけ豊富な品揃えもさすがに30%引きだと先週は余裕があったのに

620ボールベアリングやプラリング19mmローラーの赤やオレンジ

といった人気色に、フッ素コートギアシャフトなんかはすでに姿を消してます。

だけど閉店発表される2日前に発売されたばかりのマッドレイザーや

シルバーのスクエアマスダンパーとかも売り場に並んでいるところを見ると、

本当に突然閉店が決まったんだな と思わずにはいられません。

 

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現在のコースはこんなかんじ。

ゴールライン手前から登りスロープまでのフラットセクション

・下りスロープで速度が出過ぎていると弾かれるウェーブの往復ターン

・3周目が2段ジャンプとなって登りバンクが待ち受けるファイナルテイクオフ

・下りバンクから打ち出されるカタパルトレーンチェンジ

・最後まで気が抜けないドラゴンバック

相変わらずバラエティ豊かで総合力が試される本当に面白いレイアウトです。

 

5枚ほど残っている走行券を使って1時間じっくりと走り込ませました。

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ジャパンカップ2017用のMAとFM-Aシャーシの2台で。

やっぱり無心にただひたすら走らせている時間は楽しいです。

なかなか完走できなくても、速いタイムが出なくても

バラエティ豊かなコースで世界に1台しかない自分のマシンが

表情豊かに走る姿を見るのは本当に心地よい。

 

そんな時間があっという間に終わる頃、デクロスが着地の衝撃で

ボディをコースにバラまきながらそれでも前へ前へと走っていると、

後ろから「かっちぃさん、今日もよう走ってますね。」と声をかけられる。

以前忘れ物をした時お世話になったFEEDさんだ。

 

FEEDさんとじっくり会話するのは初めてだったけど、

今後のコースのことなどミニ四駆活動をどうするかとか

お互いの愛車遍歴や車観についてとても和やかに話が盛り上がった。

 

これなんだよなぁ。

僕は自宅のガレージにコースを設置できる広さと設備を持っているけど、

それだと自分や子供とか知ってる人しか走らせには来ない。

ミニ四駆ステーションやショップってのは単にミニ四駆を走らせるだけじゃなくて

予期せぬ新たな出会いや交流の場でもあるし、

それがどれだけ貴重で楽しくて嬉しくてかけがえのないものなのか

わからない人は決して多くないと思う。

 

さらにBBBは駐車場・空調・ピット・電源・ゴミ箱・キット&パーツ売り場・

コンビニ&自販機・トイレ と欲しい環境が完備で

さらには心通じる優しい店員さんたちに恵まれている。

これほど整ったミニ四駆環境を自ら作り出すことができるか?

もう僕らに残された道は、こんな恵まれた店が近くにできるのを待つしかないのです。

 

BBB、トレカイダー、ブックマーケット、メディオ!、ドライバーラボ、ストランド、

プレイワールド いくつものミニ四駆コースが出来ては姿を消していきました。

単価の安いパーツに面積あたりの売上で決して効率の良くないコースと

ビジネス的にミニ四駆って成り立たせるのが難しいんでしょうね。

 

それでも人との付き合いがネット越しのデジタルな時代に

この素晴らしいホビーを衰退させてしまうのはあまりにも勿体無い

と思うのは僕だけでしょうか?

 

そんな思いと期待を胸に、今はただ消え行くショップや

マスターUをはじめとするスタッフさんたちに最大の敬意と感謝を抱くのみです。

 

残された僅かな時間 精一杯楽しんで刻みたいと思います。

第186話 【考察】グレートクロスサーキット2017

もう発表されたんですね ジャパンカップ2017のコース。

 

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その名も GREAT CROSS CIRCUIT 2017 !!

最初は単純に8の字にクロスしてるからグレートなんだと思ってましたが、

実際はそんな甘っちょろいモンではありませんでした。

コースのレイアウト下半分をクロスさせたものと、

それを左右反転させたミラーと呼ばれる2種の計4種もの

レイアウトバリエーションがあります!

よくこんなもの考えたな というのが正直な感想。

 

やっぱり組み換えな新機軸のボディであるデクロスのプロモーションも

少なからずあるんでしょうねぇ。

タミヤ ミニ四駆PROシリーズ No.46 DCR-01 デクロスー01 MAシャーシ 18646

これはまた別記事で書こうと思ってますが、僕自身は非常に期待してます。

 

ではコースの各セクションについて予想していきたいと思います。

 

Aタイプのコースレイアウトで順を追って行くと、

まずはスタートした直後のルーズロード。

直接コースアウトには結びつかないでしょうが、順位が僅差な場合は

ココが分け目となるかもですね。

 

次のオメガバンクはさりげに結構タフなセクションだと思うんですよ。

何度かはわかりませんが、たぶん45°くらいはありますよね?

それを90°コーナー3つぶんを左右に振られながら駆け上がるんですよ?

手前に加速するストレートもないことですし、トルクのないマシンは

ここでイッキに取り残されてしまうと思いますし、

ローラーの完成度も影響してくると読んでます。

 

そこから下ってのニューエラターンをパスしてスプリング大会では

随分と悩ませてくれたダブルバウンシングストレートが再びマルチで登場。

これほどまでに組み合わせで性格の変わるセクションも珍しいでしょうね。

恐らく最高難度の大阪大会と最低難度である岡山大会の両方を走った身からすると

そうとしか思えません。

今回の4種あるコースレイアウトよりも、このDBSマルチの組み合わせのほうが

マシンセッティングに与える影響力はデカいと勝手に予想します。

 

続く富士通ポップでは、DBSマルチからの跳ねっぷりで着地点が

上りスロープになるでしょうから制振力が問われるかと思います。

 

そして最後のクライムチェンジャー。

さりげなさすぎて初見では気づきませんでしたが、普通のLCとは逆で

1レーンのみがフラットで、あとの2~5レーンはバンクを駆け上がるというもの。

角度や高さは昨年のバーティカルチェンジャーほどの鬼畜っぷりはないものの、

ブレーキのセッティングを間違えて効かせ過ぎると、

今まで1周だけ減速してたのが、今度は4周を減速して通ることになります。

 

ということはですよ ブレーキが必要になってくるのは

ダブルバウンシングストレートマルチしかないんですよね。

クライムチェンジャーの角度で効かずにDBSマルチのみで効く

ブレーキの高さ ・・・そんなのあるんでしょうか?

 

そう考えると

  万全の制振性を備えたノーブレーキマシンと

         運良く難度の低いDBSマルチのパターン

これらが必要になってくるんじゃないでしょうか?

 

でも、どんなDBSマルチのパターンが来ても勝てるのが

本当に実力のあるレーサーなんでしょうね。

 

あと、オメガバンクとクライムチェンジャーではトルクを要求されますが、

他のセクションは全体的に見てもフラットに近くてスピードが問われます。

相変わらずタミヤさんは相反する要素を求めるレイアウトを作るのが上手い!

という印象を抱きました。

 

 

さて みなさんはこのコースをどう攻略しますか?

第185話 姫路での休日

姫路輸入車フェアというここ数年毎年行っているイベントがありまして、

初めて訪れた時の感想が「放送の人めっちゃエエ声!」でした。

とにかくエエ声でイベント案内のMCや落とし物の案内とかをしてるんです。

誰か意識してなかったんですが、その人こそ ターザン山下さん。

Kiss FM KOBEというラジオ局でサウンドクルーをされてる方です。

 

去年まで働いてた職場の近くにお住まいで、結構地元ネタも多く

勝手に親しみを持ったりもしてて、長いことCDで買いたいような曲や

継続して聴きたくなるようなアーティストもいない昨今では

運転する車内といえば常にラジオが89.9MHzに固定されてる状態。

通勤の行き帰り。家族で買い物や食事へ行く時。1人で撮影ポイントを探す時。

結構な確率でターザン山下さんの声を聴くことになります。

 

そんなターザン山下さんにお願いをしてみました。

「僕のミニ四駆と写真を撮らせてもらえますか?」

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・・・しっかりとリクエストに応えてくれましたっ!!(≧▽≦)

今までこんなオファーはなかったと思うんですけど

ちゃんとポーズもとってくれて、優しく明るい笑顔で!!

『結構イジってますね』

と言っていただけたのはさらに嬉しかったです♪

 

そんな出来事が午前中にありまして、一緒にいたモロさんと

姫路の名店カフェ・ド・ムッシュで巨大ランチを討伐に行きます。

モロさんは、名前の似てる モンロースパゲッティをオーダー。

これはケチャップ・ソースのスパゲティとサラダが山盛りになってて、

追い打ちをかけるように姫路名物のアーモンドトーストが乗っかってるというもの。

僕は完食狙いのシーフードピラフで、

長男は豆腐のようなフォルムの厚切りなアーモンドトースト。

胃が張り裂けそうになりながらもなんとか完全討伐(げふー)

 

そこからBBBへ行くにはバイパスのインター2つぶんほど逆戻りなので、

モロさんがまだ行ったことがないという遊楽舎へ行ってみることに。

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いいですね~ ココ。なんか他にはない独特の魅力があります。

トレカ大好きな我が家の子供たちも大喜び。

レアなパーツやキットを見つけたお父さんたちも大喜び(*´∀`)

 

コースのレイアウトも非常に楽しいものとなってまして、

スタートしてからドラゴンバックにコーナーを交えながらの上りと下りのスロープが

各2箇所な立体セクションを過ぎて、今度はフラットセクションが続いて

最後に巨大な40°バンク。

マシンの総合性能が試される良レイアウトだと思います。

 

料金も使用料200円か1000円以上のお買い物で終日フリーで遊べるし

ピットに電源、ゴミ箱と設備も充実。

空調があまり効かずに暑いのは相変わらずのようですが、

冬だときっと寒いんだろうなー・・・。

 

なんやかんやとのんびり走らせること約3時間。気付けばもう夕方でした。

 

嬉しい出来事があって

おいしくて楽しいランチがあって

のんびりミニ四駆できて

              本当に平和で楽しい休日でした♪

第184話 2017スプリング岡山大会

雨だったら欠席しよう。

公式大会とはいえ不快な思いをしてまで行く必要はない。

ほとんどを屋外で過ごす岡山大会に対しては常々そう思っています。

ニューイヤーの時も雪で阻まれて断念したのは記憶に新しい出来事。

特にあの時は準備も万全だっただけに悔しかったです。

 

今回はそんな怪しい天気でしたけど、天気予報ではまるで

大会に合わせたかのように雨は上がって晴れマーク。

実際には小雨が降ってきたり、ほとんど曇りだったんですけどね。

でも、そのおかげで猛暑のジャパンカップや、極寒のニューイヤーと違って

桜が満開で穏やかな天気の中を直射日光にも晒されず

最も快適な公式大会として過ごせました。

 

で、先週の大阪大会とは違って今回出走したのは強化MAシャーシ。

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やっぱりね 先週から気持ちがスッキリしないんですよ。

いくら作戦勝ちとはいえ、あんな遅いスピードで1次予選を通過しても・・ と。

それとジャパンカップ2016用本戦マシンとして作られながらも

結局テスト機のほうが出来が良くて、功績を上げることもなく

カジュアルマシンとして使い続けられたこのマシンに活躍の場を与えたくて。

 

そんな岡山大会は真っ先に確認したのがダブルバウンシングストレート。

オニの難易度を誇った大阪大会と比べると、BA→ABという

最も難易度が低いと思われるパターン。

気にしなくて良いほどの下りからゆる~いテーブルトップを跨ぐという印象。

目の前にオコエ君がいたので、すかさず捕獲して尋ねると、

やはりスピードは出しても大丈夫 とのこと。

 

なのでブレーキは結構高めにセッティングしたんだけど、イザ出走してみると

明らかに遅い。チェンジャーなんて35°なのにあからさまに減速しすぎてる。

これではイカン!と思い、午後の抽選に期待を込めて貼ったばかりの

ブレーキを前後とも豪快にひっぺがす!

 

結局午前のリザルトは・・

ヨシ君 ぶっちぎりの1位で1次予選突破

モロさん 速度負けで敗退

かっちぃ 速度負けで敗退

きょうさん 安定の走りで唯一完走して1次予選突破

だいちゃん 速度負けで敗退

 

そして午後の1次予選が開始される。

 

まずはモロさん。

先週の大阪大会で無双っぷりを発揮したモロさんなのに

今回は2回目も速度負け。

 

お次はだいちゃん。

僕のマッハダッシュモーターPROを使って挑んだ2回目だけど

残念ながらコースアウト。

MAなのに軽量で、最近流行りのFLシステムを実装したマシンだけど、

なんせ今朝できたばかりという未知数マシン。今後に期待です。

 

さて、やってきました僕の番。

ブレーキを全部撤去したのと、カウンターギヤを緑から黄色へ変更。

リアタイヤのブレが大きくなってて、空転させた時の抵抗も増えてるけど

交換するパーツもないのでこのまま出走。

マッハダッシュモーターPRO&ノーブレーキという公式大会では思い切った作戦。

 

ところがこの作戦が功を奏したのか、スタートで1位争いをするけど、

最初のDBSで飛んだら相手よりも加速して2周目では完全に1位。

最終的に2位以下をコース半分くらい後ろに残して、最下位をラップする直前でゴール!!

 

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やった・・・やったよ!!!!!!

自らのスピードで1位を獲った!!!!

やっとこの子に勝利をプレゼントすることができた!!

もう嬉しくてたまらなくて、しばらく手が震えてました。・゚・(ノ∀`)・゚・。

 

先週もらった紫のエントリーカードと同じもののはずなのに

こんなにも違いがあるなんて・・・。

 

そして始まった2次予選は全員が速度負けやコースアウトで敗退。

僕も5周走りきって6周目のウイニングラン(勝ってないけど)を終えて

本日の17周目でようやく1コーナーでコースアウト(^_^;)

 

本当によく頑張ってくれたと思います。

コースアウトが心配でマスダンパーとブレーキの数がだんだん多くなってくる昨今で

こんなに速度を出させてもらえるコースレイアウトは本当に楽しめました。

逆にDBSマルチのパターンでこれほどまでに変わるのか!?というのも正直な感想。

 

にしても本当に皆さん速かったです。

ほぼ無加工で取り付けられるパーツを組み込むだけ入れてみるっていう

僕のスタイルでは太刀打ちできない速度域の人たちがワンサカいる。

もうお金で買えるパーツを片っ端から入れて速度を上げるというステージでは

なくなってしまってるんだな と思います。

選別したり加工したり位置出ししたり抵抗抜きしたり・・

自分にもできるかどうかはわからないけど、今以上の速度を求めるのならば

もう見て見ぬふりしている場合じゃなくなってきてるんでしょうね。

 

でも今は今日の1勝に酔いしれて眠りたいと思います。

それほどまでに嬉しい1勝だったのです。

 

では、おやすみなさい。

今日もたくさんの素晴らしい時間をありがとうございましたm(_ _)m