第205話 ジャパンカップ2019岡山大会
ぶっちぎりの1位を独走していたのに、2周目に入った途端キッカーフラップで
コースアウトの大阪大会1。
5レーンスタートでファントムライジングチェンジャーもクリアして、
3周目には追っていた1位がコースアウトして自分だけが残ってて完走すれば勝利!
・・と思った直後、デジタルゾーンIIのフェンスに挟まってリタイアの大阪大会2
と続いて今年最後のジャパンカップとなる岡山大会。
一次予選突破は目標であるけれど、せめて完走はしたい!
公式でこのコースを走れるのは今日が最後なのだから。
その一次予選。
2レーンスタートで全車一斉にスタート!
1周目は3番手で富士通ポップに進入したけど、その後コースアウトが何台かいて、
レーンを変わった他のマシンが僕の前を塞ぎながら走行してるカタチに。
今回はマーシャルの人たちが不慣れだったのか、動きもぎこちなくて
なかなか妨害してるマシンを除去してくれない。
その妨害してるマシンを取ろうとして、逆に追いかけてた僕のマシンを
手で押さえて止めてしまう始末。
見かねたシグナル係が「取って!前走ってるやつ!!」って声をかけるけど、
場所はすでに5レーンの富士通ポップ。
「ここでさっきみたいに止められて、ゼロ加速からあのチェンジャー登れるのか!?」
という考えがよぎり、レース後の「意義あり!!」の心構えをしてたんですが、
前を走る妨害車も僕の車にも触れることすらできなかったようで、
2台連なってファントムライジングチェンジャーをクリア!(@_@;)
その後、キッカーフラップ前でガッチリ2台とも止められて僕のマシンだけが再開。
そしてウイニングランとも言えるラスト1周をクリアしてチェッカーフラッグ!!
曲がって外れかけてた左リアのマスダンパーが走行中の激しさを物語っており、
かなり大波乱でヒヤヒヤしたレースとなりましたが、無事一次予選突破となりました。
無職期間という不安な時期に作り上げたマシンで、そこから自分の仕事と同じく
暗中模索して共に走り抜けてきた1台なだけに、この勝利には非常に感慨深いものがあります。
マシンは本当に自分の分身だと思います。
そうこうしているうちに、だいちゃん親子も到着。
先にピットを近くに設営してたりょうちんさんや、文左衛門親子も交えて
みんなでミニ四駆談義で盛り上がります。
こんなふうに普段一堂に会せない仲間たちが集まれるのも大会の魅力ですよね。
左は文左衛門ジュニアのマシン。
大阪大会1の時、ジュニアクラス初出場で準決勝まで行った子です。
毎回すごい速度でマシンが進化してたのですが、今回はついにMSリバースフレキ!
今後がますます楽しみですね。
ちなみに今回は文左衛門さん自身もトライアルクラスで参戦されてました。
真ん中のゼロ戦ぽいタルガトップがりょうちんさんの大会用マシン。
普段はVSやFM-Aのカっ飛びマシンを使っておられるのですが、
大会は肩の力を抜いて楽しまれるスタイルのようで、
そのような姿勢は僕も結構好きです。
そして今回は、我が家の次男がジャパンカップで最後の
ファミリークラス出走となります。
ところがスプリング岡山大会、ジャパンカップ大阪大会1で1位を獲って
燃え尽きたのか興味が薄れてしまったのか、ピットでもずっとゲームやトレカ。
前回の大阪大会2でファントムライジングチェンジャーが登れなかったので
モーターをHDP2019にしてたのですが、すごい速度でデジタルゾーンIIは
クリアできたものの、その後に続く富士通ポップで大空へテイクオフ!
午後からの2戦目ではTTP2に換装したもののかなり遅く、
コースアウトした他のマシンと正面衝突してマーシャルが回収していると
ガチのお父さんが作ったライバルマシンが後ろからつついてくる状態で完走速度負け。
来年からジュニアクラスで出るつもりはあるんだろうか・・?(;´д`)トホホ…
長男のジュニアクラスは、速度も出てたし安定もしてたけど
ファントムライジングチェンジャーが登れずリタイア。
速度を出さなければファントムライジングチェンジャーが登れないし、
速度を出せば他セクションでコースアウトのリスクが高まる。
そんな難題に長男が選んだのはマスダンパーの軽量化。
ちゃんと自分で考えてるな・・
と思ったけど、周回を重ねてデジタルゾーンIIでコースアウト。
で、運命の二次予選です。
車検場へ向かうつづら折りの列にはハイパーダッシュ基地のクウ・リキさんや
YouTuberのタケヲさんをはじめ、5分の1という門をくぐりぬけて来た
猛者たちの面々が流れて行きます。
そこで思うのですよ。
ポリカボディに対して重いデクロスのプラボディで勝ったら・・
カーボンを前後ステーの2枚しか使ってないマシンで勝てたら・・
ペラタイヤでもない普通のハードタイヤで勝ったら・・
バンプしてノーマルの車高になるような低くないマシンで勝ったら・・
ポリカボディやカーボン、ペラタイヤ、低車高はもちろん意味あってのことです。
それらが勝利へ向かって優位に働くことは当然わかっています。
だけど敢えて自分が気の向くままにビルドしたこのマシンで勝ちたいのです。
僕は誰かのコピーではなく、自分らしさを出して走りたいのです。
自分の分身とも言えるマシンに自分のありたい姿を投影させました。
そんな思いを込めた二次予選でしたが、安定して3位のポジションをキープしてたけど
3周目のキッカーフラップで真横になったまま進み、
その後のコーナーでコースアウトして自分の足元に戻ってきました(TдT)
今までの一次予選突破は、ニューイヤーとかスプリングなどの大会で、
VS2回、MA1回だったので、ジャパンカップとMSフレキでは初となり、
特にジャパンカップで成果を出せたのは大きな喜びへと繋がりました。
10月だというのに、まだまだ強い日差しの残る初秋ですが、
今年のジャパンカップは僕にとって穏やかに熱い夏となりました。
少し休憩したらまた次のステージへ向けて歩きだしたいと思います。
今回も一緒に遊んでくれた皆さん、大会を運営してくれたタミヤさん
本当にありがとうございました!!
Keep on Running!!