第191話 BBB姫路岡田店
そのツイートが流れた時は目を疑いました。
閉店だなんて・・・。
もともと マスターがいるうちにできるだけBBBへは通おう
と決めていたので、今日の休みも行くつもりではあったのですが。
まずはBBBのお向かいにあるセブンイレブンで食料調達です。
そしたら 閉店セール て・・・
しかも リニューアルのため閉店します と。
な~んだ♪閉店ってお向かいのコンビニだったのかヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。
・・・と思いたかったです。
現実はあまりにも残酷でした(TдT)
受付にいたハッチさんも非常に申し訳なさそうな表情で
こっちが苦しくなってしまうほど。
誰だ!?ハッチさんの笑顔を曇らせるのは!!ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!
マスターも閉店に関しては本当に知らなかったらしくて、
もし知ってたら閉店まで退職せずに残っていたと言ってました。
・・いったいどれだけの人がそれを望んだことか。
ピットに座ってふとブックマーケットからこの2年間の思い出を
振り返ると本当に泣けてくる(T_T)
それでも気を取り直してまずはお買い物。
あれだけ豊富な品揃えもさすがに30%引きだと先週は余裕があったのに
620ボールベアリングやプラリング19mmローラーの赤やオレンジ
といった人気色に、フッ素コートギアシャフトなんかはすでに姿を消してます。
だけど閉店発表される2日前に発売されたばかりのマッドレイザーや
シルバーのスクエアマスダンパーとかも売り場に並んでいるところを見ると、
本当に突然閉店が決まったんだな と思わずにはいられません。
現在のコースはこんなかんじ。
・ゴールライン手前から登りスロープまでのフラットセクション
・下りスロープで速度が出過ぎていると弾かれるウェーブの往復ターン
・3周目が2段ジャンプとなって登りバンクが待ち受けるファイナルテイクオフ
・下りバンクから打ち出されるカタパルトレーンチェンジ
・最後まで気が抜けないドラゴンバック
相変わらずバラエティ豊かで総合力が試される本当に面白いレイアウトです。
5枚ほど残っている走行券を使って1時間じっくりと走り込ませました。
ジャパンカップ2017用のMAとFM-Aシャーシの2台で。
やっぱり無心にただひたすら走らせている時間は楽しいです。
なかなか完走できなくても、速いタイムが出なくても
バラエティ豊かなコースで世界に1台しかない自分のマシンが
表情豊かに走る姿を見るのは本当に心地よい。
そんな時間があっという間に終わる頃、デクロスが着地の衝撃で
ボディをコースにバラまきながらそれでも前へ前へと走っていると、
後ろから「かっちぃさん、今日もよう走ってますね。」と声をかけられる。
以前忘れ物をした時お世話になったFEEDさんだ。
FEEDさんとじっくり会話するのは初めてだったけど、
今後のコースのことなどミニ四駆活動をどうするかとか
お互いの愛車遍歴や車観についてとても和やかに話が盛り上がった。
これなんだよなぁ。
僕は自宅のガレージにコースを設置できる広さと設備を持っているけど、
それだと自分や子供とか知ってる人しか走らせには来ない。
ミニ四駆ステーションやショップってのは単にミニ四駆を走らせるだけじゃなくて
予期せぬ新たな出会いや交流の場でもあるし、
それがどれだけ貴重で楽しくて嬉しくてかけがえのないものなのか
わからない人は決して多くないと思う。
さらにBBBは駐車場・空調・ピット・電源・ゴミ箱・キット&パーツ売り場・
コンビニ&自販機・トイレ と欲しい環境が完備で
さらには心通じる優しい店員さんたちに恵まれている。
これほど整ったミニ四駆環境を自ら作り出すことができるか?
もう僕らに残された道は、こんな恵まれた店が近くにできるのを待つしかないのです。
BBB、トレカイダー、ブックマーケット、メディオ!、ドライバーラボ、ストランド、
プレイワールド いくつものミニ四駆コースが出来ては姿を消していきました。
単価の安いパーツに面積あたりの売上で決して効率の良くないコースと
ビジネス的にミニ四駆って成り立たせるのが難しいんでしょうね。
それでも人との付き合いがネット越しのデジタルな時代に
この素晴らしいホビーを衰退させてしまうのはあまりにも勿体無い
と思うのは僕だけでしょうか?
そんな思いと期待を胸に、今はただ消え行くショップや
マスターUをはじめとするスタッフさんたちに最大の敬意と感謝を抱くのみです。
残された僅かな時間 精一杯楽しんで刻みたいと思います。